音楽作品

[text update] 2022.6.29

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 Lavametal 全7曲、2004年制作、エレクトロニカ

 Chilly Ambient Studies 2006 全3曲、2006年制作、チルアウト系エレクトロニカ

 プレリュードと悠久の風の主題の変奏曲 編曲作品、原曲:植松伸夫、四重奏(Vln., Cl., Bsn., Piano)実演用


Lavametal

音楽制作ソフトのAbleton Liveを使って創作したエレクトロニカの小品集「Lavametal」は、ジェット戦闘機の空戦ゲームのイメージで創作した全7曲構成の作品です。タイトルのLavametalは私の造語で、ジェットエンジンの熱を内包した金属、っていうことで「溶岩」と「メタル」を合成しました。Ableton Liveを初めて使ったときの習作的な作品群です。拙いところもありますがご容赦ください。2004年に作曲。

1. Beginning: The Dawn hiding behind the Mists
 :滑走路に差し込む曙光をイメージで作曲しました。(7分52秒)

2. Moonshapers
 :三日月というのは、アラビアの伝説などに登場するジン(ランプから出てくる精霊)が空を乱舞しながら曲刀で満月を削り取ってできるもの、というイメージに着想した作品です。戦闘機の旋回に着想しました。(2分58秒)

3. The FREEFLYERS
 :大気や光の精霊がヒラヒラと漂っているイメージと重ね合わせてみた作品です。舞っているのは「無料チラシ」ではありません。(4分7秒)

4. The Flozen Sunbeams
 :雲よりずっと上の高々度の世界では、太陽光を遮るものはありません。ではその世界は暖かいのか? 否、気温は極低温です。そのような空間に満ち満ちている、凍てついた太陽光を表現したくて作品にしました。(4分55秒)

5. The Sounds Ringing from Silver Lining
 :雲の端からもれ溢れ出てくる太陽光は、まるで空から鳴り響く啓示のようでもあります。Silver Liningとは、雲の端が白く光っている様を表す言葉です。(1分47秒)

6. One Dragonfly, Four Flies and Seven Mosquitos
 :蜻蛉が1匹、蝿が4匹、蚊が7匹。昆虫を機種の異なる飛行機に見立て、その編隊が進撃するイメージで作曲しました。(3分23秒)

7. Shattered Roses
 :砕けたバラ。あるいは物語の劇的な終焉。ひとつの花が萎れるのではなく、砕けて散るイメージで作りました。曲の最後のほうで音割れしてしまいましたが、元ファイルを喪失して修正できなくなってしまいました。(2分57秒)


Chilly Ambient Studies 2006

2006に創作した「チルアウト系アンビエント」の習作です。Ableton Liveを使って制作しました。

I. Night View of 6 Aug. 2006
 :暑かった一日が終わり、涼をとりたい思いで作りました。(3分12秒)

II. Nocturnal Bloom
 :蛍の飛ぶ水辺、夜に咲く花が風に舞ってひらひらと漂うイメージで作りました。曲の終わりで蛍たちは一斉に空へ向かって湧き上がり、消失します。(5分08秒)

III. Ripples of Silence
 :静寂というのは音がしない状態ですが、静寂を音で表現することは可能だろうか? と思って作りました。崩した音を意図的に取り入れています。(5分42秒)


プレリュードと悠久の風の主題による変奏曲

編曲作品
原曲:植松伸夫作曲「プレリュード」「悠久の風」(『ファイナルファンタジーIII』より)

ファイナルファンタジーIIIの「プレリュード」と「悠久の風」は、私が愛してやまない音楽のひとつです。この2曲を素材として、アンサンブル用の小品に編曲しました。編成はヴァイオリン、クラリネット、ファゴット、ピアノによる四重奏。変奏曲と題してしまいましたが、あまり変奏はしておらず、実質的にメドレーです。楽譜はこちら(PDF)。アマチュア仲間と演奏するためのアレンジなので演奏難易度は低めですが、シンプルな伸ばしの音を多用しているので音程が良いと好ましいです。2009年の作品。デモはFinaleから出力したMIDIをmp3にしています。(5分24秒)