コンサート感想|東京混声合唱団 第249回定期演奏会

2019.3.31

スマホ向け:記事カテゴリ一覧を跳ばす


公式サイトより)

 東混第249回定期演奏会を聴いた。新曲委嘱支持会員の自分としては、やはり目当ては上田真樹さんの《Melodies of Ravel》であるが、ミサ曲、ピッツェッティとリスト、アンコールの『さくらさくら』まで、全プログラムが引き締まっていたすばらしい公演だった。特にマルタンのミサ曲は、不謹慎な表現かもしれないが〝かっこよかった〟。

 新曲の《Melodies of Ravel》について。ラヴェルの管弦楽作品を合唱編曲してしまうという度肝を抜かれるプロジェクトであるが、見事な再構成になっていて拍手喝采だった。全編ラヴェルであるがに、聴いているうちにを山田耕筰などの音楽にも感じてきたのは不思議である。山田耕筰はラヴェルの影響を受けていたのだろうか。あるいは、スキャット的な声との組み合わせのためだろうか。フィナーレは圧巻だった。

〈おわり〉


第249回定期演奏会

公式サイト

日時 2019年3月31日(日)15:00
会場 よみうり大手町ホール
指揮 三ツ橋敬子
ハープ 景山梨乃
合唱 東京混声合唱団

プログラム

イルデブランド・ピッツェッティ作曲 三つの合唱作品
フランス・リスト作曲 ゲーテの「ファウスト」第2部より天使の合唱
上田真樹編曲 Melodies in Ravel 初演
フランク・マルタン作曲 二重合唱のためのミサ曲

主催 一般財団法人合唱音楽振興会
協賛 サントリーホールディングス株式会社
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)