notes for thinking―考えるための備忘録
永富:今回の『ゲゲゲの鬼太郎』は、「境界線のあちら側とこちら側」というのをとても意識しています。あちら側(妖怪世界)の代表が鬼太郎、こちら側(人間の世界)の代表というキャラクターを置いて、「違う存在の者同士が同じ境界線上に立たされて、その利害に巻き込まれた時に、どんなドラマが生まれるか?」ということを表現したいと思っています。
今は世の中の風潮として、あちら側の人とこちら側の人できっちり線を引いて、敵と味方に分けている。そんな簡単な世の中じゃないはずなのに。僕はそういったことに危険を感じていて、嫌なんです。衝突は起こるし、愛憎劇っていうのは起こるんだけど、「鬼太郎はどういうことを人間に対して感じるのか、思うのか?」、「人間側は妖怪に対してどう思うのか?」というのはテーマの1つです。
(2018-05-20)
https://webnewtype.com/report/article/226256/
2022.8.2
#ヘェ〜なコトバ
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