Information
  • 近況
  • 2009.5.25オリジナルをいくつか並行して制作中です。
  • 2009.5.24DTMページを公開しました。
  • 作者についてオーケストラと室内楽で育ちました。クラシックはよくわかりません、バロックとルネサンスとコンテンポラリーが好きです。AphexTwin、Orbital、Massive Attack、Bjork、Portisheadをよく聴きます。ツールはFinale、AbletonLive、巡音ルカを使っています。home pageへ
  • MAILozakikazuyuki@gmail.com

ハルジオン

2009.05.15

comment バンプオブチキンの「ハルジオン」を巡音ルカでやってみました。
今回はシーケンサソフト上での編曲ではなくて、Finaleで楽譜を書き、MIDIを書き出してからシーケンサで歌のwavとシンクロさせる方法を試してみました。Finaleを使う事自体が久々だったうえに、編曲って本当に難しいなぁ!
原曲のギターのジャカジャカ鳴るパワフルなサウンドをピアノに置き換えてみたら、音の塊がけっこう濁ったのでかなり整理してみました。

歌詞

ハルジオン BUMP OF CHICKEN
http://kyoto.cool.ne.jp/unknownsoldier/harujion.html

制作日誌

2009-5-7 オレ バンプの名曲『ハルジオン』をやろうと思う。
ルカ 伴奏は? バンドはどうするんです?
オレ 弾き語り。ピアノもがんばれ。
ルカ はわわっ! 無理無理! 絶対無理! だいいち、弾き語り譜なんてありますか?
オレ 絶賛編曲作業中だよ。
ルカ うぅ、がんばります。
2009-5-8 オレ 歌詞も覚えたようだね。
ルカ コーラスも出来ました。でも後半の音が高すぎます……
オレ たしかにね。下方へ転調してみようか?
ルカ でもDをベースにGとHmの間で揺れる浮遊感はこの調じゃないと表現できません! このままでいかせてください!
オレ じゃぁオリジナル通りで行ってみよう。
2009-5-9 オレ ギターのジャカジャカ感をピアノに持ち込むと、騒々しいな。
ルカ そうですね。でもワンパターンになると聴くのが辛いですし、原曲のかっこよさはバンドならではだと思います。
オレ よし、アレンジを直そう。そしてベースを私が弾こう。本当はドラムも入れてピアノトリオのスタイルでも面白い案レジだと思うけどね。
ルカ 曲のダイナミクスの幅が広がりましたね。
2009-5-10 ルカ 形にはなりましたね。
オレ でももっともっと上を目指さないと。ツールに習熟すればこのアレンジの改善点ももっと見えてくるだろうね。精進精進。風邪も治さないと、っと。

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反乱軍のテーマ ファイナルファンタジーII

2009.05.15

comment FF2の反乱軍は帝国に侵略され、敗走した「フィン王国」の正規軍。その中心にはフィンの女王が立ち、求心力の中心となっている。ルカが歌い上げる亡国の哀歌のイメージ。


ver.2ではドラムパートを追加

歌詞

遠き日 栄し都のほとりの森辺の
踏まれぬ野バラの茂みに 我ら潜みて
獣も寄らぬ刺の中で 息をひそめて
焔(ほむら)に包まれし 城を仰ぐ春の夜

のろしが我らの心を焦がし尽くせども
かつての庭では夏草が繁る頃だろう

泪を拭(ぬぐ)いて 閧高らかに響かせし
強き信念(こころ)に 野バラの刺を抱きしめ
白き花陰に刃を隠しし野バラ  野バラよ 

制作日誌

2009-5-3 昨晩、友人の「狐」くんに触発されて、「何かやらねば」と一念発起。
家内からは「PCゲームもつくるんでしょう?」と言われ続けて半年以上が経過したいま、もはや「やるやる詐欺」と化したわたしであった。

熱しやすく冷めやすいO型の血がわたしに衝動的な「いっちょやってみんよ」の想いを起こし、その晩のうちに一曲を作詞する。
いきなりオリジナルよりは、共通の下地(作る方にとっても、リスナーにとっても)があるほうがいいだろと思ったので、昔から年中鼻歌を歌っている、「ファイナルファンタジー II」の「反乱軍のテーマ」に歌詞をつけてみるのがいいだろうと思う。

あくまでマジメに叙情と哀愁を歌い上げたいと私は思った。
FF2の反乱軍は帝国に侵略され、敗走した「フィン王国」の正規軍。その中心にはフィンの女王が立ち、求心力の中心となっている。となれば、亡国の哀歌がそのムードに適しているだろうと判断。

さっそく楽譜の捜索を開始。楽譜の行き場には、3つの可能性があった。ひとつめは天袋。ここには残念ながらなかった。ふたつめは実家のダンボール箱。ハノンやソナチネ集などと一緒になって収納されている可能性が高い。しかし実家の埃の積もった箱には楽譜の束は見つからなかった。CDはたくさんでてきたので、必要なレコードはここから引っ張りだせるだろう。

第3の候補は、新古書店に売り飛ばした可能性。これは可能性としては一番低いものの、ゼロではない。売ってしまったのなら諦めるほかしかたがない。

YouTube でピアノ演奏の映像を聞きながら歌詞を練る。しばらく推敲を重ねながら落城の悲しみと勝ち目がないかもしれない戦いへの絶望を勇気で撥ね除ける力になるような歌になればと願う。

実家では楽譜は見つからなかったが、伴奏は初めから「低音金管楽器」と「太鼓」にすると決めていた。古代の戦争の音といえば、「けたたましくなるリード属の楽器」「ラッパに代表される吹奏楽器(ボディが金属、木製かは問わない)」それに「戦太鼓(ウォードラム)」だ。

オスマン軍によるウィーン包囲のとき、ヨーロッパのキリスト教徒を恐怖の奈落に突き落とした「音」こそ、現在ではオーケストラの楽器の常連、「ティンパニ」だ。半球形の太鼓を馬などの乗り物の両側に備え、それを打ち鳴らしながら進む様は、行軍の地鳴りと共にヨーロッパの騎士を震え上がらせたに違いない。

そんなわけで、今回の「反乱軍のテーマ」では、トロンバとウォードラムが彼女の伴奏を勤めることにする。ただし、勇ましさではなく、戦死者への弔いとして。

2009-5-4 反乱軍といっても、元(FF2のストーリー上は)は敗残兵なので、敗戦と落城の責任を感じているでしょう。そしてレジスタンス活動は現在進行形。

「反乱軍のテーマ」は祖国滅亡の瀬戸際に立っている者たちの歌なのですから悲愴な哀歌とも言えます。原曲はマーチですが、テンポを落として葬送マーチにしました。なので伴奏は3本のホルンとティンパニ、スネアドラム、バスドラムのみ。

作詞のイメージでは、李白の「春夜洛城聞笛」、杜甫の「國破山河在」を下敷きにしました。

春夜洛城聞笛 李白

春夜洛城聞笛 (春夜洛城に笛を聞く)
誰家玉笛暗飛声 (誰が家の玉笛ぞ暗に声を飛ばす)
散入春風満落城 (散じて春風に入て洛城に満つ)
此夜曲中聞折柳 (比の夜曲中に折柳を聞く)
何人不起故園情 (何人か故園の情を起さざらん)


國破山河在 杜甫

國破山河在 (国破れて山河在り)
【国家(唐の国都当時は長安)は崩壊してしまったが、山や河は変わらず】
城春草木深 (城春にして草木深し)
【城内(長安)では春が訪れ草木が青く茂っている。】
感時花濺涙 (時に感じては花にも涙を濺ぎ )
【時世(戦乱の時期)の悲しみを感じては花を見ても涙がこぼれおち】
恨別鳥驚心 (別れを恨んで鳥にも心を驚かす)
【家族との別れをうらめしく思っては鳥の鳴き声にすら心を痛ませる】
烽火連三月 (烽火は三月に連なり)
【幾月が経ってものろし火(安禄山の乱による戦火)は消えることはなく】
家書抵萬金 (家書 万金に抵る)
【家族からの手紙は万金にも値する】
白頭掻更短 (白頭掻けば更に短く)
【(心が痛んで)白い頭を掻けば掻くほど抜け落ち】
渾欲不勝簪 (渾て簪に勝えざらんと欲す)
【まったくかんざしをさすのもたえかねそうだ】
 

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The Lava Metal(全7曲)

2003

comment エースコンバットの空中戦に刺激され、ジェット戦闘機の飛行シーン、ドッグファイトをイメージした作品です。
LAVA METALはわたしの造語。ジェットエンジンの熱を内包した金属、っていうことで「溶岩」と「メタル」をくっつけてみました。全7曲。

1. Celestial Dawn (7'52" mp3)

2. Moonshapers (2'58" mp3)

3. FREEFLYERS (4'07" mp3)

4. The Flozen Sunbeams (4'55" mp3)

5. The Sounds Ringing from Silver Lining (1'47" mp3)

6. 1 Dragonfly, 3 Flys, 7 Mosquitoes (3'23" mp3)

7. Shattered Roses (2'57" mp3)

コメント

1. Celestial Dawn
 :滑走路に差し込む曙光をイメージ(7分52秒)
 
2. Moonshapers
 :三日月っていうのは、アラビアのジン(ランプとかから出てくる魔人)が空を乱舞しながら曲刀で満月を削り取ってできるもの、っていうイメージから着想。戦闘機の旋回の想像から、飛躍してみたわけで。(2分58秒)
 
3. FREEFLYERS
 :直訳すると「無料チラシ」なんだけど、大気とか光の精霊がヒラヒラと漂っているイメージと重ね合わせてみたので。(4分7秒)
 
4. The Flozen Sunbeams
 :そもそも雲よりずっと上の高々度の世界では、太陽光を遮るものはないわけ。暖かいのか? 否、気温は極低温なわけ。そういう凍てついた太陽光を表現したくて(4分55秒)
 
5. The Sounds Ringing from Silver Lining
 :ミラ・ジョヴォビッチが主演した『ジャンヌ・ダルク』で、教会の鐘と雲の端の光を「神の啓示」の演出に使っていたのが印象的だったのと、「……の端、白く光て」って言った古人がいたよね、って。あ、清少納言か。しかも「山の端」だっけ。(1分47秒)
 
6. 1Dragonfly 3Flys 7Mosquitoes
 :蜻蛉が1匹、蝿が3匹、蚊が7匹。複数機種での編隊、あるいは空中戦のイメージ。敵を撃墜するときに「このカトンボがッ!」っていうセリフは、何のやつだったっけ(3分23秒)
 
7. Shattered Roses
 :砕けたバラ。あるいは物語の劇的な終焉っていうのは、ひとつの花がしおれる感じよりも、散る感じにちかい。それも「砕け散る」感じ。当時はループシーケンサの使い方がよくわかってなくて、最後のほうで音割れしちゃった。(2分57秒)

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Nocturnal Bloom

2006.8.7

comment 夜に咲く花をイメージしたアンビエント系、エレクトロニカの小品です。夜露のきらめき、星の煌めき、月明かりに照らされる花弁、深い宵の風を表現したいと思いました。

Nocturnal Bloom  (5'08" mp3)
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Views of stars, the beginning of autumn

2006.8.9

comment Nocturnal Bloomの続編。立秋の夜の星空の眺望をテーマとした小品です。アンビエントとノイズを意識しています。

Views of stars, the beginning of autumn - 星の眺望、立秋-  (3'12" mp3)

コメント

2006.8.8 一昨年つくった小品「Nocturnal Bloom -夜に咲く花-」の続き、ってことで次のようなタイトルにしました。
「Views of stars, the beginning of autumn -星の眺望、立秋-」
 3分12秒 2006年8月6日-8日
音量や音色、残響などのバランスをまた手直しすると思いますが、夕涼みの余興に、お楽しみいただけたら幸いです。

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Ripples of Silence

2006.8.7

comment 静寂のしじま、深く暗い洞窟の中に横たわる地底湖や、都市の廃墟のイメージを重ね合わせて作りました。ノイズを織り交ぜたアンビエント系の小品です。

Ripples of Silence  (mp3)
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四重奏の為の小品

2003

comment 四重奏編成のための習作です。Finale 2000での制作の練習で作曲しました。
a minor の合唱風作品です。金管楽器四重奏です。

四重奏のための小品  (1'20" mp3)
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三重奏の為の小品 I

2003

comment 三重奏編成のための習作です。
金管楽器三重奏のイメージです。a minor。

三重奏のための小品 II  (1'19" mp3)
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三重奏の為の小品 II

2003

comment 三重奏編成のための習作です。
f minor、3/4拍子 です。

三重奏のための小品 II  (1'32" mp3)
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