notes for thinking―考えるための備忘録
5歳の子どもは本来11時間の睡眠が必要。単純に夜7時に寝かせて、朝6時に起きるということですが、日本でこれが出来ている家庭はほとんどありませんよね。(...)
そもそも平均睡眠時間が短いのです。百歩譲ってマイナス1時間、つまり10時間の睡眠は死守しないと、体内時計が正常にはたらく昼行性のリズムが養われません。必要な分だけぐっすり眠れるように、家庭で作っていくことが大切です」(...)
世界的に使われている小児科の教科書では、子どもの睡眠時間(人間が育つために必要な睡眠時間)は決まっているのですが、その通りに出来ていない親は多いのです」(...)
「まずは、『朝起きること』から始めて下さい。普段遅くに寝ているのを、早く寝ようと思うと意外と寝付けないものです。寝る時刻が変えられないなら、変えなくていい。起きる時刻を少しずつ前倒しにしていくと良いと思います。15分ずつでもいいから早く起きる。無理に『早く寝よう』と思わなくても大丈夫ですよ。
(文教大学教育学部教授 小児科専門医の成田奈緒子氏)
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