notes for thinking―考えるための備忘録
●アダム・スミス(18世紀イギリス、経済学者、哲学者、『道徳感情論』)
・道徳は理性ではなく感情(本能)の所作である。
・人は他人の表情から危機を察知したり、人の評価を気にしたりすることでより多くの集団生活ができるようにプログラムされている。
・他人の視線を気にすることは人間の本能である。
●リチャード・ドーキンス(動物行動学者、『利己的な遺伝子』)
●ユヴァル・ノア・ハラリ(歴史学者、『サピエンス全史』)
・集団で生活することは人間の種を保存し発展させていくことに貢献する。
・個人の幸せにはマイナスの影響がある。
●マルセル・モース(文化人類学者、『贈与論』)
・人間が古来よりもっていた美しい価値交換の形態である贈与の仕組みが消えた
・取引の効率性をたかめるために貨幣や商品の交換によって営まれる交換経済が主流になった。
●カール・マルクス(資本主義の構造を鮮明に示した思想家、『経済学・哲学手稿』)
・自分自身を愛するのではなく、人を愛することで愛される人間になる。
・人間はそのように愛し合える存在なのに、貨幣が入るとそれがストップしてしまう。
・愛の贈与論的本質が交換の原理によって混乱し転倒される。
・資本主義の発展が個人の幸福度を下げることを示唆している。
https://forbesjapan.com/articles/detail/48922/2/1/1
――中村健太郎(アクセンチュア)
☟notes for thinking ハッシュタグ一覧