notes for thinking―考えるための備忘録
by Lene Rachel Andersen / Nordic Bildungが考案した教育モデル
人間の内的な世界と社会の外的世界を結ぶための社会教育モデル。21世紀に社会や組織、人が生産・技術・科学・美学・物語・倫理・力の7つの要素がバランスを取りながら発展しているかを検討するツール。
1)いま物理的に何が可能か?
①プロダクション(生産)
②テクノロジー(技術)
2)これから何が可能か?
③エスセティクス(美学)
④サイエンス(科学)
⑤パワー(力)
3)何をすべきか?
⑥ナラティブ(物語)
⑦エシックス(倫理)
生活や仕事のクオリティを点検するツールとしても使える。この7つのドメインについて話し合う機会を持つのもよい。
①なぜこれを生産しているのか?
②テクノロジーを正しく最適な形で使っているか?
③これを世に出すことは美しいことか?
④これを見た時、幸せになるか?
⑤意思決定やプロダクトデザインのプロセスはデータやファクトに基づいているか?
⑥我々が新しい知識を得るプロセスは最適化?
⑦それはまったく新しい知識か、それとも誰かがすでに長い期間をかけて研究しているものか?
⑧新しいアイデアや提案、改善策が採用される最適な方法は何か?
⑨この組織の力は何か?(恐怖で支配していないか?) などを対話する。
ビルドゥンを備えた人材は帰属意識と責任感を持ち、深く人とつながる能力を持った人材である。短期的利益ではなく長期的視点で判断ができる。ビルドゥンは個人の発達、成長と学習、文化を共有する集団同士のインタラクションともいえる動的な概念でもある。ウェル・ビーイングにもつながるはず。
(Forbes Japan, June 2022, p35)
2022.8.19
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