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notes for thinking―考えるための備忘録

「競合はいません」。これを口にされたら、まず投資しない

・この世の中にまったく新しいサービスはない。何かの代替品だからこそ流行る。何のサービスも代替しないものには、そもそも市場なんてありません。

・ユーザーの声を細かく拾えば、同じ商品カテゴリーでなくても、かならずどこかに競合はいる。少なくともユーザーに時間を割いてもらおうとしているのですから。なのに、「競合はいません」と言い切られてしまうと、この人にユーザーの気持ちが分かるのか、そもそも真剣に考え抜いているのかと、不安になります。

・プレゼンとは「この人の力になりたい」と思ってもらえるよう、相手との信頼関係を構築するための手段。多くの本は、プレゼンの「中身」についてばかり語り、肝心の、プレゼンで「相手と信頼関係を構築する方法」は教えてくれない

・信頼関係の構築は、時間をかけて行われる。プレゼンを一発勝負の “最終地点” ではなく、相手と一緒にモノゴトを動かし、自分の最終的なゴールを達成するまでの “通過点” だと捉える。「プレゼンの前後」にできることを考える。

・特に「プレゼン前のネゴ(交渉)」は超重要です。関係者には事前にネゴを済ませておく。プレゼン当日はすでに仲間がいる、穏やかな感じで臨めるよう仕込んでおく

・ネガティブな批判にも聞こえるような質問をされたとき、「それは大丈夫です。もう対策は打っています」みたいに、マウント気味に回答してはならない。そんな言い方をしたらもうアドバイスをもらえない。

・質疑応答と言いつつ実は「この人は他の人の意見を受けつけられるだけの柔軟性を備えた、信頼できる人なのか」を見られていたりする。

――榊原健太郎氏(株式会社サムライインキュベート)

2022.10.1
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